2013.1.9 – 国境の地

日本の東端、納沙布岬は日本では珍しい「国境の地」。目の前にはっきり見えるは外国の実効支配の下にある島々なのであります。


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納沙布岬へは根室駅前から出るバスのみ。

納沙布岬行きのバス

列車からバスへの乗りかえはわずか5分。ちょっとでも列車が遅れたら次のバスまで1時間半近く待つことになるわけですが…なんと間に合っただけでなくトイレにも行けるという余裕よ。。

根室郊外

あっという間にバスは郊外へ。

根室郊外

そろそろお昼近いというのに太陽は低く日差しは強く、昼間のような夕方のような不気味な雰囲気。

海沿いに建つバスの待合小屋

バスの待合。

がらがらの車内

根室市街を抜けると乗客はふたりだけに。。

バス停「フラリ」

ついつい途中下車してしまいそうな危険なバス停。あかんあかん。

看護師募集の看板

看板になっちゃってますね。一瞬「歯医者で看護師?」と思うわけですけれども…「歯舞」やん。

「ノサップ岬」の標識

そしてバスは終点納沙布岬へ。約45分でした。

かにのいけす?

バスを降りたらかにがお出迎えとはさすが北海道や!と思いきや…かにはおろか人の気配すらないですね。。

生きものの気配がまったくない。。帰りのバスまで1時間半。この感じだと開いてる建物はなさそうや。。

納沙布岬は日本の東端、いわゆる北方領土が間近に見える国境の地です。ぐるっと海に囲まれた日本で、隣国とここまで接しているところはないんじゃないでしょうか(あったら教えて)。そういう意味では、ふだん国境を意識しなくてすむ日本人にとって、いちばん身近な「国境の地」。ちなみに北方領土はロシアが実効支配しているので「ロシア領」として考えると…という前提ですので何とぞひとつ。

納沙布岬から見える島々

ここが岬の先端。この先にはこのように北方領土が。

水晶島まで7キロ

水晶島までは7キロ。歩くと2時間弱で着いてしまう。ちなみにいちばん近い貝殻島までは約4キロ。明石と淡路島ぐらいの距離なので、船(たこフェリー)だと20分ぐらいじゃないでしょうか。

意外と近い国後島

国後島もけっこう近い。沖縄本島よりちょっと大きいぐらいなので、けっこう広いですよ。

国後島の山々

これ国後島です。見えちゃってますね。

水平線上の歯舞群島

間近にある島々、貝殻島や水晶島などの歯舞群島は起伏がほとんどないので、水平線上になんとなく見えちゃってますね。平坦で風が強いので、リンクスにして高級オーベルジュなど併設したら金持ちが集まってくるんじゃないかと思いながら眺めておりました。

民宿ノサップの跡

実は十数年前、岬にあるこの民宿に泊まったんですけれども…廃墟になってました。このときの体験が印象深くて、今回の再訪とあいなったわけです。

民宿ノサップの看板

いつ廃業したんやろか。。

じわじわと迫り来る最果て感。。

岬の集落

岬のとなりに集落が。

岬の集落

完全に不審者ですけれどもちょっとおじゃましますね。

錆びついた貨物列車

めんどくさいのかお金がないのかわかりませんけれども、こういうのが放置されている感じがいいんです。

倉庫と作業場

民家に混じって小さな作業場や物置が。なんとなく人の気配は感じられますけれども犬しかおらん。。

海沿いの小道

群青色の空に夕方のような色の日差し。ここは現実にある場所なんやろか。。

国後島の山並み

国後島の山並み。

海沿いの小道

ちょっと怖くなってきましたけれども…もうちょっと。

小さな港

小道の先は小さな漁港でした。

海岸に寄せる氷

よく見ると…氷が寄せております。。こんなに寒い国境の海で漁に出るとか根性試しや。。

集落から見える展望台

犬にわんわん吠えられるので帰ります。

帰りのバスまでまだまだ時間がありますので。。

展望台

岬の背後に大きな展望台があるので行ってみましょう。

路肩を示す矢印標識

雪が積もっても道の端がわかるようになってるんでしょうね。北海道では標準装備や!

平原と鉄塔

岬の背後はただただ平原。

巨大な展望台を見上げる

展望台に着きました!氷点下の吹きっさらしの中を1時間以上歩き回ったので、そろそろ暖房であったまりたいです。。

臨時休館

マジかいな…そろそろ顔の感覚がなくなってきました。。

廃墟のかに料理屋

展望台横のかに料理屋だったと思われる廃墟よ。。

生きものの気配がまったくないです。。

トイレの標識

取り急ぎトイレや!

北の防人

場所が場所だけにこういう強気の主張も。。

お願いの貼り紙

海外のガイドブックによると、サハリンの旅行会社がアレンジするツアーに参加すれば行けるってことになってます。ビザに加えて入域許可証が必要だそうです。商売のために渡る日本人もおるとかおらんとか。

というわけで、この貼り紙があった「北方館」という資料館が開いてましたので命の湯よろしくたっぷりと暖をとった次第です。暖房MAXの展示室から望遠鏡で北方領土の島々を眺めるなど、来賓のような時間を過ごしました。こういう形で払った税金の恩恵を受けることもあるのであなどれませんね!海風吹きつける氷点下の屋外で1時間以上歩き回るとかほんま尋常やないでしかし。

ちなみに、北方館から北方領土方面を映すライブカメラの映像をネットで見られます。島々や山並みがかなり鮮明に見えますのでどーぞ。

次回は最果ての町根室で、酷寒の地ならではの風景などを。

今回の旅のTipsとか旅程のプランニングなどは別途書きますので何とぞー

しゃべる旅行記

もどーぞ。

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